genkiのデジタル写真館

コラム = 福山の自然探訪 花 鳥 昆虫 = << 一覧へ戻る
1138.デジスコ用理想の雲台 ジンバル雲台
< 2005年02月08日 23:54 >
自由雲台のヘッドを横倒し(縦撮り位置)するだけで今話題のデジスコ用理想の雲台?ジンバル雲台のできあがりです。
デジスコは35mm換算で1000~5000mm相当の超望遠撮影です。被写体を画面に取り込むのが大変です。カメラ用の雲台ではクランプ時にどうしても僅かに動いてしまいます。デジスコではこの僅かな動きが致命傷、構図が大きく変わったり被写体が欠けたりしてしまうんです。そうなるとクランプを緩めて被写体の取り込みからやり直しです。そんなことでもたもたしているうちに鳥さんに逃げられ、みすみすチャンスを逃がしてしまいます。クランプしなくていい雲台⇒動かした位置でクランプ操作なしでピタリと止まる。これが理想の雲台です。油圧式ビデオ雲台が理想に近いのですがこれも今一なんです。支点の上方にデジスコの重心があるため、上に向けると支点より後ろに重心が移動、反対に下に向けると支点より前に重心が移動、その結果保持力が弱いと重力でデジスコがジワ~ッと上を向いたり、お辞儀をしたりします。対策は支点と重心を一致させることです。支点と重心を一致させることができればノークランプでデジスコはどの位置にでも静止します。これをジンバル雲台と称している??ようです。商品としては超望遠レンズカメラ用のマンフロット393、ウィンバリーヘッドなどがあります。原理は単純です。そこでデジスコマン自らがいろいろと工夫をするわけです。デジスコ懇談室(http://www.digisco.jp/)で見つけたcalypsoさん(http://www.ne.jp/asahi/calypso/lip/)の投稿をヒントにカメラ用の自由雲台を片持ちジンバル雲台(ノークランプ雲台)に変身させるアイディアを思いつきました。今日はそれをここで写真公開します。興味のある方はお試しください。
ジンバル雲台はノークランプ(微弱クランプ)なので風の影響を受けやすいのが弱点です。

inserted by FC2 system