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2533．天蓋の花 きれんげしょうま |
| < 2008年10月04日 23:54 > |
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黄色い厚肉の花弁でぼってりとした感じの「天蓋の花」キレンゲショウマです。ちょっと名前が良すぎます。自生地が郷里、徳島の剣山と聞いて興味を惹かれる花です。この花の人気の源はなんといっても宮尾登美子の小説「天蓋の花」。この小説を読んだ人は天蓋の花ってどんな花・・一度は実物を見てみたくなるのでは？？
この花からこんな小説が生み出せるとは・・宮尾登美子の創作力に感服！！
「木々の茂みの下、これは見事な花の群落。見渡す限り黄色の点々は拡がり、それは木洩れ日を浴びて、まるで１つ１つの花が月の光のように澄み、清らかに輝いて見える。・・さわやかな月光の花は凛、として気品高い。・・そのいじらしさに珠子は思わず両手のひらで花を包み、そっと唇を近づけた。・・・・」
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